ぶるりのCOJ雑記

COJのブログ。エンターテインメントを目指します。 (C)SEGA

【COJ】マリガンの軽い確率計算と考察

ずっと気になっていたので計算してみた。
何がって、マリガンでアヤメを引いてこれない確率である。
ここではアヤメは3枚積まれているものとする。
ここから計算が続くので読み飛ばしてください。


40枚のデッキの中から無作為に4枚選んだ中に少なくとも1枚アヤメがある確率。
これは多分37個の白いボールと3個の黄色いボールの中から4つ取り出して少なくとも一つ黄色いボールを取り出すのと同義だと考えて良さそう。なんか高校数学っぽくなってきたぞ。
この時の計算は「少なくとも」って書いてあるから余事象を使う。
即ち求めたい確率P=「1-(40個のボールの中から4個を選択した時、全て白いボールを選択する確率Pa)」である。

確率Paは(37C4)/(40C4)で求められるから、
Pa=0.723よりP=0.277。27.7%である。

これは一回の試行であるが、COJのマリガンは複数回行うことができる。
この場合は試行回数をxとして「P=1-Pa^x」で単純に求めることができそう。xを1から7の整数で変化させると、
x=1 P=0.277
x=2 P=0.477
x=3 P=0.622
x=4 P=0.727
x=5 P=0.802
x=6 P=0.857
x=7 P=0.897
となる。



つまりですよ!!!
マリガン5回で8割。マリガン7回で9割でアヤメがハンドに来るってことですよ!!!
やべえっすね。やばい。やばみ。
これがつまりどういうことかというと、このゲーム1枚だけなら大体理想のカードが初手に来るんです。
やばくないですか。普通はマリガン基準って1枚ってことは無いし、少なくとも初手に事故って概念はほぼ無いに等しいでしょ。
これは他のカードゲームではあんまりないことです。

他にも考えてみると他のカードゲームでは考えられないことが結構あるんですよ。
例えば手札で同じユニットを複数枚揃えればドローソースにしつつメリットも得られるし、デッキ圧縮手段もこれでもかってぐらい豊富。
更にデッキ切れという概念もないから、望むならばデッキを二周ぐらいさせることは全く不可能な話ではない。
他のカードゲームではなかなかないでしょ。
また、圧縮の為のサーチカードは概ね特定のカテゴリからランダムでサーチしてくるものが殆ど。ランダムでサーチするってのはデジタルTCGならではですよね。
あと面白いのは、相手の何かを打ち消すカードが無いということ。皆無ですよ、カイム。
他のゲームでいうスタックやらチェーンというシステムはない。

長々と何が言いたいかっていうと、COJというゲームは極端なまでにストレスを感じないような作りになっているということ。
そもそも初手に事故って試合になりませんってのはよほどトチらなければ無いというのは先ほどの計算で示された。
従来のカードゲームに付き物である処理の複雑さはない(あっても機械が解決してくれるから揉めない)し、サーチカードを用いる際の難解さ(何を持ってくるのか悩むもんですよね)というのも魔法石を除けば無いと言って差し支えが無い。
サーチカードをたくさん積んでもシャッフルの手間はかからない。とかとかとか。
とにかく、COJは通常のカードゲームにありがちなストレスを感じないんですよね。デジタルTCG偉大だぜ。

なんかここまで書いてて「カードヒーローに似てるじゃん!!!」って思ったのでカードヒーローの話でもするかー!今度な!
今日は確率計算したので満足した。



以上。